プロスペクト理論って?
まずプロスペクト理論とは、ダニエル・カーネマンさんとエイモス・トベルスキーさんによって展開された理論になります。
このお二方が行った実験があるので、自分に置き換えて考えてみてください(^ ^)
質問① どちらを選びますか?
・確実に3000ドルを手に入れられる選択肢
・80%の確率で4000ドル手に入れられるが20%の確率で何も得られない選択肢
質問② どちらを選びますか?
・確実に3000ドル損する選択肢
・80%の確率で4000ドル損するが、20%の確率で何も損しない選択肢
どちらか選びましたか(゚∀゚)??

質問①では、ほとんどの人が確実に3000ドル手に入れる方を選ぶ。
(期待値では、4000✖︎0.8=3200ドルなので後者の方が高いのにもかかわらず。)
質問②では、ほとんどの人がギャンブル性のある80%の確率で4000ドル損する方を選ぶ。
(こちらも、確率で言えば4000✖︎0.8=3200でこちらのほうが損失が大きくなる)
このように、最初の質問では期待利益の少ない方を、2つ目の質問では期待損失が多い方を選ぶという合理的でない選択肢を選びました。
どうでしたか?あなたもほとんどの人が選ぶ選択肢を選んだんじゃないですか(゚∀゚)
なぜこうなってしまうのでしょうか?
人間は利益を得る時にはリスクを回避したいと考え、
損失を回避する時にはリスクを取りにいく行動に出てしまうのです( ;∀;)
FXとプロスペクト理論
プロスペクト理論についてわかってきましたか^ ^?
それでは、このプロスペクト理論がFXにおけるトレードでどのように影響するのか。
「含み益が出ている時は弱気になってしまい、含み損が出ている時は強気になってしまう」
それでは実際に図を使って説明します^ ^

・上図はエントリー後すぐに含み益が出ていたパターン。
→ちょっとの逆向で含み益が減ってきたので、ビビって微益決裁してしまう_| ̄|○
これが自分の予定通りの決済なら問題ないかもしれませんが、もし含み益が減ってきたので感情に任せて決済したのなら、それは「プロスペクト理論」の罠にハマっているのかもしれません( ;∀;)

・上図はエントリー後少しして含み損を抱えてしまったパターン。
→損失は少なくしたいので、戻ってくることを期待して持ちつつづけてしまう_| ̄|○
「根拠はないけどもう少しで上がるだろう」「含み損が減ってきたら決裁しよう」
こんなことを思ってしまったら、これも立派なプロスペクト理論にハマっているでしょう( ;∀;)
回避するためにどうしようか?
最後に、僕が考えるプロスペクト理論の回避方法を紹介したいと思います。
「含み益が出ていたけど、逆向してきたのでビビって微益で決裁してしまう」
「いつか戻ってくると信じて、含み損のポジションを持ち続けてしまう」
●上記2つのまとめて回避できる方法
①利益確定、損切りポイントを予め決めておき、注文(指値、逆指値)を入れておく!
②チャートをを見ない!!!
これに限ると考えています∑(゚Д゚)!!
放っておけば人間の心理なんて関係ないですからね(^^)v
その代わり、しっかりと相場分析してエントリーポイントは根拠をもって入りましょうね( ・∇・)
コメント
[…] まうのか、それには「プロスペクト理論」が大きく関係しており、人間は意識することなく損小利大ができない生き物になっているようです∑(゚Д゚)「プロスペクト理論を学んでみる」 […]